最終更新日:2022.2.4
「仕事が趣味」とはその昔、私達のお父さん世代の人達からよく聞かれたフレーズでした。「仕事が趣味」だと思えた時代は、それはそれで良かったのかもしれません。
しかし特にここ最近は、どうにも生き難い世の中になってしまったと感じる方が多いのではないでしょうか。そこには、新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化もあるかもしれません。
生きるのは大変です。希望を見出すことは簡単ではないかもしれません。前向きに楽しく生きていくためには、どうすれば良いでしょうか。「明日が楽しみ」だと思える気持ちを持つためには…。
【人生論】サーフィンを勧める5つの理由
もしもあなたが、今の人生に疲れているのなら、無理をしてその場にとどまる必要は1mmもありません。しかし、そのためには自分にとって何か新しいことを始める、もしくは挑戦する必要もあるかもしれません。
「明日が楽しみだ」と思えると、生きるのが楽しくなります。そのためには、何か新しいことにチャレンジしてみることです。人生を変えるほどのチャレンジです。そこで、強く推したいのがサーフィンです。
サーフィンは人生そのもの
サーフィンは波に乗るスポーツですが、波に乗るのは最後です。そのためには、まずは沖に出なければなりません。沖に漕ぎ出すことを「パドルアウト」と言いますが、この「パドルアウト」がサーフィンのほぼです。
サーフィンの90%はパドルアウトに費やされます。このパドルアウトが全てだといっても過言ではありません。人生そのものです。サーフィンは基本的に、1番アウトから割れる波にテイクオフします。
そのためには、パドルアウトしてアウトへ出なければなりませんが、打ち寄せる波を乗り越えて行かなければなりません。波が小さい場合は全く問題とはなりませんが、台風等の大きな波の場合はそれはもう修行と同じ。
パドルアウトしながら向かってくる波には、ブレイクする前であればそのままパドルを続けて乗り越えるのですが、波がブレイクした後もしくはブレイク直前といった場合には、自分とボードを波の下に沈めて波の下をくぐり抜け、波の通過と同時に波の裏側へと浮上してパドルアウトを続けていくことになります。
この行為をドルフィンスルーと言いますが、このドルフィンで体力のほぼを消耗します。ドルフィンして前に進めれば良し、波のサイズやパワーによっては戻されるのは必至です。ドルフィンを連発しなければならないコンディションでは、パドルする力が残っていないことも多々あります。
それでも、アウトを目指してパドルアウトを続けます。そんな想いをしてパドルアウトするのは、到着したラインナップに素晴らしい波が待っていることを知っているからです。サーフィンは、まさに人生そのものです。良い波に乗るには、それに見合う苦難を乗り越える必要があるのをサーファーは身を持って体現しているのです。
自分をプッシュして挑戦する
サーフィンは自分をプッシュして、挑戦しなければならない時があります。サーフィンは海で行うスポーツです。いつも同じコンディションではありません。また、いつも同じサイズの波でもありません。
サーフィンを続けていると、必ず自分をプッシュして挑戦しなければならない場面に出会うことになります。もちろん、挑戦しない選択もありです。無謀と勇気は違います。今までの自分を超える勇気を持たなければならない時が、サーフィンを続けていると必ず訪れます。
次の機会にやるか、今日やるかを決めるのは自分自身です。自分の技量を遥かに超えた挑戦は、勇気ではなく単なる無謀です。しかし、昨日までの自分を超えるために、昨日以上に自分自身をプッシュする勇気を出すか出さないか、それを自分で決めるのです。
受け入れる
ウェーブプールでもない限り、私たちが波を操作することはできません。サーフィンは波がなければできません。また、サーフィンはとても上達が遅いスポーツです。なので、忍耐とも呼べるくらいに、耐え忍んで受け入れる必要があります。
あるがままを受け入れる姿勢が自然と身についてきます。どうしようもできないことは、どうしようもありません。受け入れることしかできないのです。サーフィンを始めることで、あるがままを受け入れる精神を得ることが出来るでしょう。
基本的に1人
サーフィンは1人で行うものです。しかし、仲間とのサーフィンは、喜びを何倍にもしてくれる力があります。人生も同じです。但し、基本的にサーフィンも人生も自分1人の問題です。自分の気持ち1つでどうにでもなるということです。それは、良くも悪くもです。
サーフィンも人生も、自分と他人を比べる必要はありません。また、他人と争うようなことでもありません。サーフィンは波に乗るまでが大変です。陸から見るサーフィンは、波に乗ることがすべてのように見えますが、サーフィンの本質はそこではありません。
サーフィンを続けていると、夢のようなラインナップに到着した自分を誇れる日が来るものです。この夢のようなラインナップは、他人が決めることではありません。自分にとって夢のようであれば良いのです。そのためには、過去の自分を超える必要があるでしょう。
体型を気にするようになる
サーフィンを始めると、自分の体型を気にするようになります。特に、ショートボーダーの体型の変化はパフォーマンスに直結します。また、体型管理を意識することで、自然と健康的な生活スタイルが身についていることに気がつきます。サーファーをその年齢以上に若返らせるのは、そういった生活スタイルも要因の1つなのかもしれません。
まとめ:サーフィンは人生を変える
生きるのが辛くなったり、生きる楽しみが見出せない時の多くで、その原因は人間関係にあるかもしれません。自分を取り巻く人達や、自分が関わらなければならない人達によっては、あなたの人生に大きな影響を与えることになるでしょう。
しかしそれが、あなたの人生にとって生きる楽しみを奪うようなものであってはなりません。生きるのが辛くなったり、人生を変えたいと思うようであれば、サーフィンを始めてみることをオススメします。サーフィンは、あなたの人生を大きく変える力があります。
東京で初めて一人暮らしを始めた約30年前、湘南鵠沼で初めてサーフィンを見て衝撃を受けたあの日。大磯でサーフィンライフを始めて、自分のダサさに気がついたあの日。千葉一宮で初めて横に滑れたあの日。八丈島で波待ち中、急激に自分の技量以上にサイズアップした波にビビりまくったあの日。今でもハッキリと覚えています。
サーフィンを通じて出会う波や仲間は、きっとあなたの人生を変えてくれるハズです。人生に疲れてしまったあなたがサーフィンを始めることで、充実した人生を送れるようになることを願っています。
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