毎日の足として活躍しているフォルツァSiのテールランプのバルブ切れを発見です。ビックスクーターのバルブ交換は、外装パーツの脱着を伴うことから何気にダルい作業となります。
今回は、フォルツァSiのテールランプバルブ交換の手順や、外装パーツ脱着のコツ的なことを解説しています。バルブ交換程度でバイク屋さんにお願いするのも面倒だと感じる場合には参考になるはずです。
フォルツァSiテールランプのバルブ交換の手順
1 リアテールカウルのパネルを外す
2 バルブを交換する
3 外した逆の手順で組み付ける
フォルツァSiテールランプのバルブ交換の手順は上記の通りですが、テールカウルの脱着作業がそのすべてだと言って良いでしょう。テールカウルのパネルを外してバルブへアクセスする必要があります。
1 リアテールカウルのパネルを外す
まずは、テールカウルを外します。テールカウルは左右1本ずつのプラスネジで固定されていますので、プラスドライバーを使って外しましょう。
左右のプラスネジを外したら、プラスネジ上部のパネルの隙間に内装剥がしツールを差し込んで、パネルの爪を押しながら外していきます。
テールカウル両サイドの爪を外したら、バイクの真後ろから両手でパネルのサイドを押しながら、手前に強引に引き抜くことでテールカウルのパネルは外れるハズです。
2 バルブを交換する
テールカウルのパネルを外したら、左右のバルブホルダーが確認できます。バルブホルダーはケースに対して反時計回りに45度回転させれば外れます。尚、用意するバルブは12V5wのT10と呼ばれる300円程度のバブルです。
3 外した逆の手順で組み付ける
バルブの交換後はケースに収めて固定すれば、バルブ交換作業自体は完了です。そして、バルブの点灯確認に問題がなければ、パネルを外した逆の手順で組み付ければすべての作業が完了です。
尚、テールカウルパネルのはめ込みは、爪を所定の位置に収めて、強引にパネルをパンパンと叩けば簡単にはまるハズです。
フォルツァSiテールランプのバルブ交換時のパネル脱着のコツ
● テールカウルパネルの爪の位置と向きを確認する
● 内装剥がしツールを使って爪を剥がす
● 爪が剥がれたら強引に引っ張る
フォルツァSiテールランプのバルブ交換時のパネルの脱着は、外すことができれば取り付けは簡単に嵌め込むことができるでしょう。最大の問題は外す際の爪の破損などのトラブルです。
なので、パネルの爪の位置や向きを事前に知って、作業を行うことが最もオススメの方法です。しかし、今回は事前に調べても情報がなかったので、内装剥がしツールを差し込んだ感触で爪の場所を探るような作業となりました。
爪の場所と向きをなんとなく確認したら、内装剥がしツールを差し込んで隙間を作ります。あとは結構強引にバイクの真後ろから左右同時に、内側に押しながら引っ張るイメージで取り外しました。
尚、テールカウルのパネルには上記画像でわかるように上下左右4箇所に爪をかける穴があり、この穴にパネルの爪が掛かって固定される構造になっています。なので、この爪の状態を想像しながら強引に引っ張るのがコツだと言えます。
テールカウルパネルの爪の向き
テールカウルのパネルには合計4箇所に爪がついていますが、爪の向きと引っかかる方向などは下記の画像を参考にしてみると良いかもしれません。尚、中央下部の内側にも中央上部と同様の爪が内側に付いています。
両サイドの爪には向きや返しはないので単純に引き抜けば外すことができますが、中央上部と下部の爪には返しがついているので、その引っかかりを剥がす必要があります。
フォルツァSiブレーキランプのバルブ交換の手順
1 シート下の書類入れを外してクリップ4つを外す
2 バルブを交換する
3 逆の手順で組み付け
今回はテールランプのポジション球のみの交換なので、ブレーキランプのバルブ交換は行っていません。ですが、簡単にブレーキランプのバルブ交換の手順についてもご紹介しておきましょう。
フォルツァSiのブレーキランプのバルブ交換は上記の手順で完了です。ポジション球の交換に比べればパネルの脱着も必要ないので、とても簡単な作業となるハズです。
1 シート下の書類入れを外してクリップ4つを外す
ブレーキランプバルブへのアクセスは、シート下の書類入れからアクセスすることができます。書類入れを外したら4つのクリップを外していきます。尚、クリップは中央を押すと外れる構造になっています。
2 バルブを交換する
クリップを外してカバーを外すことで、ブレーキランプバルブへのアクセスが可能となります。ポジションバルブ同様の筒状のバルブケースをポジションバルブ同様に、反時計回りに45度回すことでバルブの交換が行えます。
3 逆の手順で組み付け
ブレーキランプのバルブ交換完了後は、取り外しと逆の手順で組み付ければ完了です。クリップは中央の凹凸が飛び出した状態で押し込み、中央の凸を押して固定させる構造になっています。
尚、クリップの中央を飛び出させるためには、左右の足の部分を広げながら中央の部分を引っ張ることで、飛び出た状態のクリップにすることができます。
まとめ:構造が分かれば15分程度の簡単な作業です。
通常のバイクやスクーターは、ブレーキランプバルブにアクセスできれば簡単な作業となります。ただし、フォルツァSiはポジション球とブレーキランプ球が分かれたセパレートタイプなので、パネル脱着等の余計な作業が必要になっています。
フォルツァSiのようなスクーターの作業は、外装パーツの脱着を伴う場合が少なくなくありません。と同時に、外装パーツの脱着作業はできれはやりたくない作業の一つでもあります。
今回は、何気に地味だけど放置は出来ないテールランプのポジション球の交換作業をお伝えしてみました。パネル脱着の追加作業はありますが、構造がわかっていれば簡単な作業となります。バルブ切れの場合は参考にしてみてください。
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