最終更新日:2022.6.15
ここ最近はwebサイトの売買が活発に行われているようです。また、サイト売買のためのプラットフォームが急速に普及していることも追い風となっているでしょう。それだけWEBサイトの購入を検討している人が多いということです。
こちらの記事では自身で2サイトを売却した経験から、アフィリエイト等の広告収入を得るためにWEBサイトやブログを運営している方に、その運営WEBサイト等の売却を検討されている方に向けて書いています。
WEBサイト売却は「嘘をつかないこと」注意するのはこれだけです!
● 売却対象サイトURL
● 月間収益(内訳)
● ASP(アフィリエイト)の売上データ
● アナリティクスのデータ
WEBサイトの売却には、上記データの提出を購入希望者から求められます。また購入希望者によっては、サイトの運営方法やリンクの有無、検索上位キーワードやドメイン年齢などを求めてくる場合もあります。
こういった購入希望者からのいくつかの質問には「嘘をつかない」ことです。ありのままを返答して、ありのままのデータの提示を行いましょう。さらに月間の収益や経費のデータを求められた場合にも、同様に対応しましょう。
これらのデータのやり取りは、その管理画面等のキャプチャー画像が主にやり取りされますが、管理ID等の個人情報以外には加工を行わずに、ありのままのデータのやり取りを行いましょう。「売却サイトのありのままを伝える」これが結局は、最も重要なWEBサイト売却の近道となります。
WEBサイト購入者のタイプは2種類です
● WEBサイト売買をビジネス(M&A)と捉えている人
● WEBサイト運営初心者
WEBサイト購入者のタイプは上記の2種類しか存在していません。考えてみればわかるかもですが、サイト購入者にメリットがなければサイトを購入する意味がありません。
自身で2サイト売却しましたが、偶然にもそれぞれのタイプの方に1サイトずつ売却した経験から、この2つのタイプのサイト購入希望者についてお伝えしてみようと思います。参考までに、この2サイト売却で計11人の購入希望者の方の対応を行っています。
WEBサイト売買をビジネス(M&A)と捉えている人
● 売却サイトの分析がシビア
● 売却希望価格での売却は難しい
● 売却後はすべての手続きをやってもらえる
WEBサイトをビジネスと捉えている人は、購入サイトのペイラインが問題となります。購入金額をどの位で回収して、利益を生み出すのかということですね。また、このタイプはWEBサイトに当然ですが詳しいですし、詳細な分析を行うようです。
WEBサイトの売却希望額は自由に設定することが出来ますが、そこには相場というものが存在しています。月間収益の10~18ヶ月程度分の価格が一般的なサイト売却価格の相場となっています。この売却希望額と実際の収益の分岐点を見極めるのがサイト売買をビジネスと捉える人は検討しています。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を利用してアフィリエイトをやられている方はご存知でしょうが、こういったタイプの購入希望者は特別単価もASPと交渉して、そもまま引き継ぐケースが多いようです。私の場合もそうでした。
といった感じで、このタイプのサイト購入希望者はシビアです。なので当然のように、ディスカウントも申し出もあるかと思います。私の場合も希望売却価格からディスカウントを行なって最終的に売却しています。
実はサイト売却は売買が成立してからが大変です。契約書の作成からサイトのドメイン移管手続き、さらに最も神経を使うサーバーやサイト移管があります。特にサイト売買が初めての方であれば不安にもなるでしょう。
ですが、こういったタイプのサイト購入希望者への売却の場合は、サイト売却後の問題を心配しなくても良いのがメリットかもしれません。というのも、こういった作業に慣れています。なので売り手にとっては難しいことは何もなく、スムーズにサイト売買が終了するでしょう。
WEBサイト運営初心者
● 売却希望価格で成立しやすい
● 売却後の手続きが不慣れ
WEBサイトの購入希望者は、このタイプがとても多いです。実際に対応した購入希望者の7人がそうでした。このタイプの購入希望の理由となるのが、実際に運営されているWEBサイトを手に入れる方が、自身でWEBサイトを立ち上げるよりも楽だからということです。さらに収益が発生しているWEBサイトなら都合が良い訳です。
このタイプに売却する大きなメリットは希望売却価格で成立しやすいってことです。実際に価格について交渉されたことはありません。この手のタイプは自身が実際に購入した後のサイトの運営方法や、集客方法といったようなことが気がかりなようです。
なので、購入希望者によっては1~2ヶ月程度のアドバイスや、コンサル的なことを求めてくるケースがあるでしょう。といっても、サイト運営者にとっては何も難しいことではなく、どちらかと言えば「そんなこと・・・?」といった感じのアドバイス的なものですので、気軽に応じられてみてはと思います。
但し、このタイプにサイト売却した場合は、その後の手続きのほとんどは売り手側で行う必要があるでしょう。契約書の作成から実際のサイト移管まで、売り手側で進めなければなりません。
ですが、このような一見面倒そうな手続きもサイト売買のプラットフォーム運営会社のサポートを受けたりしながら進めれば、大きなトラブルの発生もないでしょう。またサイト移管の代行も行なってもらえますので、不安があればそういった代行サービスを利用しても良いでしょう。
まとめ:WEBサイト売却は誠実に対応すれば問題なく売却できるでしょう!
今回はWEBサイトの売却を検討されているサイト運営者に向けて、WEBサイト売却での注意点と購入希望者のタイプについてお伝えしてみました。
最近の活発なサイト売買が行われる背景には急速なスマホ等の普及で、ひと昔前に比べてネットと繋がる人達が増えてきたからではないでしょうか。
youtubeやSNS等でサイトやブログを使って、ちょっとしたお小遣い稼ぎなどの有益な情報を手にすることができることにあるのかもしれませんね。
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