最終更新日:2020.2.25
毎日の足として活躍するホンダ・フォルツァSiの寿命を迎えたリアタイヤの交換をDIYでチャレンジしてみました。いつもはお世話になっているバイク屋さんで交換してもらうのですが、結構な値段といつも同じダンロップ製のタイヤが問題でした。
ダンロップ製も流石に飽きたし、そのグリップにも不満があったしってことで、今回はネットでの評判も悪くなく、お手頃価格のIRCブランドのタイヤに履き替えることにしました。
【手組み】フォルツァSiのタイヤ交換に必要な工具とソケットサイズ
● IRC mobicity 140-70/13 : 5,665円
● タイヤレバー3本 : 599円×3
● リムガード : 559円
● ビードワックス : 399円
● エアバルブ : 509円(2個)
● 虫回し : 279円
● ソケットレンチ等の工具
フォルツァSiのタイヤ交換には上記の工具やツールが必要になりますが、初めてのタイヤ交換ということもあってソケットレンチ等の工具以外は、今回のために新しく購入したものばかりです。タイヤ以外はモノタロウで購入しましたが、総額3,000円ちょっとでした。
そして、今回はリアタイヤの脱着がありますので、普段の整備ではあまり必要ないかもしれないソケットサイズを使うことになります。そこで、今回のタイヤ交換に必要なソケットサイズを下記にまとめておきました。
必要なソケットサイズ:10mm / 12mm / 14mm / 24mm
フォルツァSiのリアタイヤ交換に必要なソケットレンチのサイズは、上記の4サイズが必要になります。それでは、DIYでフォルツァSiのリアタイヤ交換の手順をご紹介していきます。
【手組み】フォルツァSiのタイヤ交換の手順
① マフラーを外す
② 遮熱板を外す
③ パーキングブレーキを目一杯に引く
④ 後輪のセンターナットを外す
⑤ ブレーキキャリパーを外す
⑥ サスペンションアームとリアショック(下側)を外す
⑦ リアタイヤを外す
⑧ ホイールからタイヤを外す
⑨ バルブを交換する
⑩ 新しいタイヤをホイールにはめる
フォルツァSiのリアタイヤ交換は上記の手順で完了します。尚、バルブは必ず交換しなければならない訳ではありませんが、バルブの劣化と安全面を考慮して交換することにします。
また、今回はガソリンスタンド等での空気圧管理に重宝する、L字型のバルブに交換することにしました。それでは、フォルツァSiのリアタイヤ交換の手順を、画像を使ってご紹介していきます。
① マフラーを外す【ナットサイズ14mm】
まずは、マフラーを外していきます。マフラーは3本のボルトで固定されています。ナットサイズは14mmです。あと、エキパイと触媒とはエキゾーストパイプバンドでジョイントされています。
エキゾーストパイプバンドはボルトが熱で固着してなかなか外せません。556等の潤滑剤を十分に浸透させて外すのが良いかもです。今回は、トルクをかけすぎてネジ切ってしまいました。使用ナットサイズは10mmです。
このエキゾーストパイプバンドは後日オーダーしました。純正パーツNo.18373K04930
② 遮熱板を外す【ナットサイズ10mm】
遮熱板も3本のボルトで固定されています。使用ナットサイズは10mmです。
③ パーキングブレーキを目一杯に引く
後輪が動かないようにパーキングブレーキを目一杯かけておきます。
④ 後輪のセンターナットを外す【ナットサイズ24mm】
パーキングブレーキをかけて後輪がロックされていることを確認したら、センターナットを外していきます。使用するナットサイズは24mmです。
⑤ ブレーキキャリパーを外す【ナットサイズ12mm】
ブレーキキャリパーは2本のボルトで固定されています。使用するナットサイズは12mmです。
⑥ サスペンションアームとリアショック(下側)を外す【ナットサイズ12mm.14mm】
サスペンションアームは、上下2本のボルトで固定されています、使用するナットサイズは12mmです。同時にリアショックの下側を外して、タイヤ脱着に邪魔にならないように紐で避けておきます。使用するナットサイズは14mmです。
⑦ リアタイヤを外す
リアタイヤはセンターナットを外してありますから、手前に引けば簡単に取れます。尚、サスペンションアームを避ける際にはブロック等を利用すれば、ブレーキホースにも負担がかかりません。
⑧ ホイールからタイヤを外す
ホイールからタイヤを外しますが、タイヤはホイールのビードと呼ばれる溝から落とす必要があります。通常であればビード落としと呼ばれる工具が必要ですが、今回は車のジャッキを使ってビード落としを行いました。
自宅前の道路に手頃な幅の溝がありましたので、その溝にタイヤを置いて、溝の片側とタイヤとの間にジャッキを入れて、ジャッキの力を使ってビード落としを行なっています。
タイヤがビードから落ちると、タイヤとホイールの間に大きな隙間が現れます。ビード落としは両側行います。
ビード落としを参考にした動画
今回のビード落としは、下記の動画を参考に行いました。バイクのタイヤ交換の動画は多くありますが、そんなバイクのタイヤ交換動画よりも、こちらの軽自動車のタイヤ交換動画が最も参考になりました。
ビードが落ちたら、タイヤレバーを使ってタイヤをホイールから外していきます。これは自分でコツを掴んで、少しずつ行なって行くしかないようです。ホイールに傷がつかないように、リムガードをはめて行いました。
⑨ バルブを交換する
タイヤが外れたら、バルブも交換しておきます。今回はL字型のバルブに交換しています。バルブはカッターで切れば簡単に外れます。また、バルブを入れる際はプラスドライバーを使って、バルブを後ろから強く押さえつけて入れました。
⑩ 新しいタイヤをホイールにはめる
まずはタイヤのビードの部分の両側に、ビードワックスをたっぷり塗って滑りを良くしておきます。
ボードワックスを塗ったら、ホイールとタイヤを外す逆の手順でタイヤをはめていきます。この際には、タイヤをホイールの一番深いところに足で抑えながら入れないと、最後までタイヤを入れることができません。十分にタイヤを押さえつけて入れるのがコツのようです。
● タイヤ装着サポートアイテム:ビードヘルパー
尚、タイヤには回転方向の指定がありますので、その方向を間違えずに取り付けます。また、バルブと黄色い丸を合わせて装着することも忘れないでください。黄色い丸の部分が軽くなっているみたいです。
タイヤをホイールにはめたら、車体からタイヤを外した逆の要領でタイヤを車体に組み付ければ完了です。
L字型バルブは向きに注意
今回取り付けたL字型のバルブは取り付けの向きに注意が必要です。というのも、クランクケースの出っ張りにバルブの先端が干渉するようです。なので、バルブの先端をディスク側に向ける必要があります。
エンジンを始動してアクセル回して、タイヤの回転に不具合がないか確認している時に発見しましたが、ディスク側に向けるとなると当初想定していたガソリンスタンドの空気入れが、ディスクが邪魔にならないかちょっと心配なところではあります。
フォルツァSiのリアタイヤ手組み交換の感想
今回は初のDIYでのタイヤ交換を行なってみましたが、率直な感想としては結構苦戦したなぁ〜といった印象です。何しろ、要領がイマイチわかっていなかったです。ブレーキパッドの交換はDIYでやるので、タイヤの脱着は全く問題とはならないのですが、新しいタイヤをホイールにはめる作業が大変でした。
タイヤをホイールの深いところまで押し下げていないと、最後の最後でタイヤがホイールにはまりません。万力などでタイヤを挟み込むのも良いみたいです。あと、画像でもわかるように、ホイールが無傷というわけにもいきません。なので、タイヤレバーの先端をビニールテープなどでホイールに傷が入り難いようにするのも良いかもです。
とはいえ、DIY好きには完了後の達成感がハンパないです!また、次回は今回の経験を生かして要領良く作業もできるハズです。尚、タイヤをホイールにはめ込んだ後は、ガソリンスタンド等でエアーの力を借りてビードを上げる作業を忘れずに行いましょう。
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