最終更新日:2020.2.25
前回のリアタイヤ交換に続いて、懸念していたドライブベルトの交換を行ってみました。今回は、運良く走行2,oookmのフォツァsiから外したドライブベルトが入手出来たので、長年の懸念材料だったベルト交換をDIYでやってみました。
事前にネットで情報収集を行いましたが、フォルツァはフォルツァでもSiは不人気車なのか求める情報が少ない印象です。ということで、私のようなフォルツァSiユーザーの方の参考になるかもしれないので、今回もフォルツァSiの整備記録をお伝えしてみようと思います。
【DIY】フォルツァSiドライブベルト交換の手順
● ドライブベルト
● ユニバーサルホルダー
● エアクリーナー(ついでに交換)
今回のフォルツァSiのドライブベルト交換のために用意したブツは上記の通りです。エアクリーナーはドライブベルト交換時にカバーを外す必要があるみたいなので、ついでに交換しようと思って購入したものです。それでは、フォルツァSiのドライブベルト交換の手順をお伝えしていきます。
参考サイト:https://www.bikebros.co.jp/vb/feat/mm128f_p36_37/
フォルツァSiドライブベルト交換手順
1 エアクリーナーカバーを外す
2 クランクケースカバーを外す
3 クランクケースを外す
4 プーリーとクラッチを外す
5 ベルトを交換して元通りに組み付ける
フォルツァSiのドライブベルト交換の手順は上記の通りです。尚、当方のフォルツァSiは走行距離46,800kmオーバーですが、新車購入後初のドライブベルトとエアクリーナーの交換になります。
1 エアクリーナーカバーを外す
エアクリーナーは+ドライバーと六角レンチを使って外していきます、尚、ドライブベルト交換のみの場合は、左側のカタツムリのようなカバーを外すだけでOKです。
このカタツムリの様なカバーは、エアクリーナーとクランクケースの一部をカバーしているようです。
ちなみにエアクリーナーは新車から一度も交換していなかったので、こんなに酷い状態です。でも、問題なく走行しています。
2 クランクケースカバーを外す
クランクケースカバーを外していきます。が、これが固着なのか何なのか、わからないのですが剥がすのに苦労しました。どうも、両面テープでくっついているようでした。
にしても、カバーを外すと壮絶な状態です。
3 クランクケースを外す
クランクケースは、その周りに10数本の6mmのボルトで取り付けられています。全てのボルトを外したら、プラスティックハンマー等でクランクケースのつなぎ目を軽くコンコンと叩いておきます。
また、四角で囲った部分が空洞になっているので、そこに指をかけて引けば簡単に外すことができます。クランクケースの壮絶な状態から、かなりの固着を想像しましたが、意外と簡単に外れました。
4 プーリーとクラッチを外す
まずは、プーリーのボルトを外していきます。ユニバーサルホルダーを回り留めとして使用します。今回はユニバーサルホルダーの柄をクラッチにかけて外しました。このボルトは、かなりの高トルクで締め付けられているので力技となります。
プーリーを外したら、同じ要領でクラッチ側も外していきます。クラッチ側はナットになっています。
5 ベルトを交換して元通りに組み付ける
ベルトを新しいベルトに交換して、外した逆の手順で組んで終了です。尚、トルクレンチがあれば規定トルクで締め付けておきましょう。プーリー側83N、クラッチ側74N。
46,800kmオーバーの走行後のドライブベルトが上記の状態です。亀裂が確認できると思いますが、ベルトの欠け等は見られませんでした。走り方によっては50,000km位は持つらしいですが、安全のためにも30,000km前後での交換が良いかもです。
● フォルツァSiドライブベルト純正部品品番:23100-K04-931
【コツ】フォルツァSiドライブベルト交換で注意すること
● 外したボルトの位置を記録しておく
● クランクケースカバーのボルトの締め付けトルクに注意する
● ユニバーサルホルダーは柄が長い方が良い
● ベルト交換後、プーリー側のボルトの締め付けは、ベルトを回転させながら徐々に締め付ける
● 部品品番を再確認する
今回のフォルツァSiのドライブベルト交換には、上記のようなことに注意すれば比較的簡単な整備となるでしょう。
クランクケースには多くのボルトで固定されていますが、このボルトは全て同じ長さではありません。なので、外した位置を記録することをオススメします。そして、このボルトの締め付けは相手がアルミですので、締め付け過ぎてネジ山を潰さない様に適度なトルクで締め付けましょう。
また、ユニバーサルホルダーは柄が長いものが良いです。今回はセンタースタンドを立てて作業しますが、今回購入したユニバーサルホルダーは地面にかけるだけの長さがありません。なので、これから購入する場合は柄が長いものをオススメします。
そして今回、最も苦労したのがベルト交換後の組み付け作業です。ベルトはクラッチ側に装着してプーリー側にかけていきますが、プーリー側にベルトをかけてボルトを締め付けていくのに、ちょっとしたコツがあるようです。
とういのも、プーリーのボルトをそのまま締め付けていくと、ベルトが中心にあるためにベルトもろとも締め付ける結果となります。なので、プーリーを回転させながらベルトを外側へ徐々に移動させながら、ボルトを締め付けていくのが良いみたいです。
そして最後に、部品番号の再確認は必須です。というのも今回、エアクリーナーの品番を間違って注文してしまい、手間とお金が無駄になってしまいました。なので、純正部品番号の確認は必ず行うようにしましょう。尚、純正部品の品番がわからなくても購入することができるサイトもあるようです。
● フォルツァSiエアクリーナー純正部品品番:17210K04930
● 純正部品の品番を調べて部品を販売してくれる「ケーエス商会」
まとめ
今回はフォルツァsiのドライブベルト交換の整備記録をお伝えしてみました。このフォルツァSiは毎日の足として活躍していますが、新車購入から一度も交換していなかったドライブベルト交換で、またしばらく安心して毎日活躍してくれるのではと思います。
今回のドライブベルト交換作業は、素人の私にとってはハードルが高いイメージがありましたが、実際の構造がわかれば難しい作業ではなかったです。また、自身で整備できることをやっていくと、愛着も湧いてくるから不思議です。
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