こちらでは、ASPを使った成果報酬型のアフィリエイトの取り組み方を紹介するページになります。アフィリエイトはその特性上、ASPと検索エンジンとの結び付きがとても重要になります。
アフィリエイトのことは概ね理解していても、多くの方に共通することとして「アフィリエイトを難しく考えている」方が非常に多いように思います。「アフィリエイトはいろんな方法があるのでしょう？」「裏ワザをしないと稼げないのでしょう？」といった考えをお持ちの方々です。
アフィリエイトはシンプルなビジネスモデルです。裏ワザもなければ魔法の杖もありません。また、アフィリエイトにグレーな印象を抱いている方も少なくありません。この一般的にグレーな感情がアフィリエイターにとって、有利に働いていることを一般の方はご存知ありません。
アフィリエイトは、私達がTVや雑誌などでよく見かけるコマーシャルと同様に「広告主(企業)」と「ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー」が絡んだしっかりとしたビジネスです。まずは、ここを理解しておきましょう。
アフィリエイトの流れを理解しましょう
アフィリエイトを行っている人のことをアフィリエイターと呼んでいますが、ほとんどのアフィリエイターは以下のような流れで作業することになります。
１ ASPに会員登録
２ アフィリエイトするジャンル・商品を決める
３ ホームページやブログ(以下、サイト)を作る
４ サイトに記事をアップして更新する
５ 集客するために工夫する
基本的には上記5つの手順で進められますが、多くの作業が「３・ホームページやブログ(以下、サイト)を作る」「４・サイトに記事をアップして更新する」の繰り返しとなります。
アフィリエイト関連用語
● アフィリエイター：アフィリエイトの商品を売る人
● ASP：アフィリエイターと広告主の仲介をする企業のこと。アフィリエイターがASPに登録することで、売る商品を探すことができます。
● コピーライティング：商品を売るためのライティングのこと
● SEO（検索エンジン最適化）：サイトをGoogleの検索エンジンに対して最適化することで、検索時に上位表示を狙うテクニックのこと。
上記の専門用語を理解しておけばOKです。あとはその都度、ググって調べることで知識を増やしていきましょう。ググって調べる癖をつけることは、とても重要なことですので、まずはググってみることが大切です。それでも疑問が解決しない場合に初めて、経験者や上級者に尋ねるという思考を持ちましょう。
定番のASP5選【すべて登録でOK】
・A8net
・もしもアフィリエイト
・afb
・バリューコマース
・アクセストレード
といったASPがありますが、定番のASPにはすべて登録をかけておけばOKでしょう。そして、それぞれのASPには特徴があります。
例えば、報酬の支払いが早いASP、同じ商品でも報酬単価が高いASP、コスメに特化したASPといったような違いがあります。
5記事程度投稿 → ASP新規会員登録
ASP登録の際はブログを立ち上げて、記事を5本程度投稿後に会員登録を行うようにしましょう。というのも、ASPによっては登録ブログやサイトをチェックすることもあります。
白紙のブログやサイトではなく実際に運営しているブログやサイトである必要がありますので、必ず記事投稿後にASP申請を行うようにしましょう。
パターン別の報酬発生までの期間と作業量
では、どのくらいの期間で報酬が発生するのか？アフィリエイトで報酬を発生させるには継続することが大前提となります。それを踏まえて「頑張っている人のパターン」「一般的な人のパターン」、そして「ブラックな手法のパターン」の3つをご紹介します。
頑張っている人のパターン(とても理想的です)
● 報酬発生までの平均期間：3ヶ月
● 発生報酬額：1〜3万円
● 発生報酬件数：1〜5件
アフィリエイトを頑張っている人の報酬発生は上記の通りです。とても理想的だといえますが、その作業量として1日1記事を更新していくイメージです。また、その記事内容もしっかりと独自性を持たせた記事が理想です。
そうして日々更新していくことで、毎月安定して報酬が発生するようになります。そして、サイト制作6ヶ月後には月収5万円から25万円程度の報酬が発生します。サイトの記事数で言えば150~200記事程度のボリュームです。
それ以降はサイトを更新していくごとに集客数も増え、自然とアフィリエイト報酬も増えていきます。この段階まで到達すると、多くのアフィリエイターが他サイトの制作や横展開をされる場合がほとんどです。
一般的なパターン
● 報酬発生までの平均期間：6ヶ月
● 発生報酬額：1〜5万円
● 発生報酬件数：1〜5件
多くの一般的なアフィリエイターが、こちらのパターンと同じ道を辿ることになります。サイトを制作して6ヶ月後に月収1~5万円程度となり、サイトを作成して1年後には月収5~10万円程度が最も一般的な道のりとなっています。
「頑張っている人」との違いは、大きく次の5つがあります。
１ サイト更新の頻度が落ちる
２ モチベーションが続かない
３ 記事が手抜きになる
４ 手が止まる
５ 本業が忙しくなりサイト更新ができない
ブラックな手法のパターン
アフィリエイトには裏ワザはありませんが「ブラックな手法」は存在します。アメブロ等の無料ブログで作成した大量のサテライトブログから、メインのサイトに一斉に被リンク対策を行い、検索エンジンで一気に上位表示させる手法が存在しています。
この手法は、多くの場合がペラサイトと呼ばれる1ページから数ページの自サイトに、大量のサテライトブログからリンクを送ります。初月で数十万円といった報酬発生もありますが、このような手法のサイトは一時的な報酬はあっても、継続して安定的に稼ぐことはほぼ不可能です。
というのはgoogleが最も嫌うのが、こういったサイトだからです。このようなサイトは早かれ遅かれ、googleのアルゴリズムの変動ですべてを失う「ギャンブル」的な手法となります。
アフィリエイト商品の選定方法2つ
アフィリエイトを始めるにあたって避けて通れないのが「商品選定」です。この「商品選定」には、次の2つの入り方があります。
● 商品から入る
● ジャンルから入る
わかりやすくお伝えすすために「リアップ」という育毛剤を例にとって説明していきますが、この「リアップ」単体で狙うのが「商品」から入るということです。一方で、「育毛剤」を狙うのが「ジャンル」から入るということになります。
商品単体で狙うサイトというのは、「リアップ」を使ってみた感想や使い方を詳しくお伝えしたり、「リアップ」の成分や効果、さらにはお得な購入場所や購入方法など、「リアップ」のみを対象として作成されるサイトというこになります。。
このような商品単体を狙って制作されるサイトを「商標サイト」または、アフィリエイター的には「ミドルレンジサイト」などと呼んでいます。
そして、ジャンルで狙う「育毛剤」のサイトというのは、育毛剤の各商品を紹介したり、各育毛剤に入っている成分や効果などを比較して、ランキングの形式をとったサイト作成が一般的です。
「商品から入る」メリットとデメリット
● 比較的簡単に記事にできる
● 報酬発生が早い
● アフィリ終了で収益ゼロ
「商品から入る」大きなメリットは、商品単体のことを書けば良いので比較的簡単に書くことができるというこです。一つの商品に特化することで、具体的に詳しく書くことができ、サイトを訪れたユーザーは「商品名」で検索して訪問しているでしょうから、購入率も高く報酬発生も早いのが特徴です。
デメリットとしては１商品に特化したサイトということあって、ボリュームのあるサイトになり難いといった欠点があります。また、この商品がアフィリエイト市場から撤退したような場合には他の商品への切り替えができず、最悪は収益がゼロということもありえます。
「ジャンルで入る」場合のメリットとデメリット
● 商品数が多い
● サイトにボリュームが出る
● アフィリ終了でも代替え品が多い
● ボリュームがあるから重複記事の発生もある
「ジャングルから入る」サイト作りのメリットは、そのジャンルの規模が大きいほど扱える商品があるということです。また、サイト運営はボリュームのあるサイト運営が理想的ですが、この「ジャンルから入る」サイトであれば、ボリュームのあるサイト作りに適していることが最大のメリットとなります。
例えば、単純に5つの商品を扱ったとしても「最安値」「購入場所」といった、最も購買率が高い「購買キーワード」で記事を書くだけで10記事程度、さらに「効果」や「成分」といった商品紹介記事を追加して20記事、というようにネタが豊富だということです。
また紹介している商品のアフィリエイト事業から撤退をした場合であっても、容易に商品の代えが効くのも大きなメリットです。
そして「ジャンルから入る」デメリットとしては、書く記事が多いことでむやみやたらに記事作成してしまうということです。
例えば、同じキーワードで記事を書いたり、似たようなキーワードで書いた記事が増えることで、googleに重複記事と判断されることで検索結果に影響が出たりといったこともあります。なので、その記事作成は計画的に意図をもって進めていかなければなりません。
商品やジャンルを決めるポイント
● 自身の趣味や趣向で決める
● 現在の職業や過去の職業
● 好きなことや得意なこと
● 人並み以上の知識があるモノやサービス
商品やジャンルを決めるポイントは、自身の趣味や趣向で選ぶことが最良です。興味・関心があれば記事作成時にもストレスがありません。また、関心があればリサーチも苦にならないはずです。
興味・関心があって、他の人よりも知識があるジャンルや商品であれば、少しのリサーチでその商品に対して、昨日・今日知った人からみれば、その専門家となりえることもできるでしょう。
さらに、興味・関心がある商品やジャンルであれば、検索者が検索窓に打ち込むキーワードや検索意図をある程度予想もできるはずです。あなたが疑問に思うことは一般のユーザーも同様に思っているのです。
記事の書きやすさやキーワードの見つけやすさなどから、興味・関心があるジャンルや商品を選択することが最もおすすめとなります。
知識量が多い商品やジャンルであれば、さらに良いでしょう。その典型となるのが仕事柄得られた知識や経験です。例えば、あなたが美容師であれば髪の悩みを抱える女性に向けて、金融機関のお仕事であればお金に関することやサービス等、職業的な経験や知識は最強の強みとなります。
例えば…
● 趣味のサーフィンを初心者にもわかりやすく伝えよう
● 美容師だから美容ジャンルは得意
● フィットネスジムのバイトの経験をいかしてダイエット関連サイトを作ろう
自身の「職業」や「過去に経験した」もしくは「過去にこの商品を買った」「よく調べた」などの記事は書きやすいはずです。経験者だからこそ知りえる情報や知識は、他サイトとの差別化を図るための大きなメリットとなります。
このような自身の過去の経験や知識は、その初心者の人にとっては大変有益な情報となることを覚えておきましょう。
商品・ジャンル選びでやってはダメなこと
● 経験も知識もないモノやサービス
● 上級者が集まるジャンル
経験も知識もないし関心もないけど、売れている商品やジャンルだからと取り組むことは絶対にやめましょう。そこには、次の2つの大きな問題が発生します。
● その分野に関連する本を何冊も読んだり…
● その分野に関する雑誌も何冊も読んだり…
● ライバルサイトを何十サイトも読み込んだり…
まったく知識も関心もない商品やジャンルでサイトを作るとなると、途方もない情報の収集をしなければなりません。1つ目の問題がこれです。これは、かなりのストレスとなります。
2つ目の問題は「普通」が「凄い」となってしまうこと。たとえば、ダイエットの経験も関心もないのに、ダイエット関連サイトに取り組んでいると、ダイエット経験者やダイエットに詳しい人から見て「普通の内容」だとしても「あっ！そうか」「すごい」と思ってしまいがちです。
こんな当たり前の、その世界の常識を記事にしたところで「それ、普通だし」となって検索者に響く記事になることはありません。
そうならないためにも知識量が豊富だったり、興味・関心があってリサーチも苦にならない商品やジャンルを選んで始めることが大切です。さらに、ライバルが少なくてニッチなモノやサービスを選ぶことも重要です。
また、初心者のうちは「上級者」が集まるジャンルは避けるほうが賢明です。上級者が集まるジャンルは、初心者はもちろんのこと中級者であっても容易ではありません。
なので、上級者が集まるジャンルであればニッチな商品やサービスを狙うことが重要になります。このようなジャンルはある程度、上級者によって宣伝効果が高いために、ニッチな商品やサービスであれば対等に戦える場合もあります。
例えば「育毛剤」は上級者が集まる激熱ジャンルとなりますが、このような激熱ジャンルであっても、ニッチな商品選択を行うことで対等に戦える場合があります。
それが「新着商品」です。この新着商品は、発売されたばかりか、アフィリエイト開始まもない商品のことです。この「新着商品」の素早いサイト更新を行うことも１つの方法です。さらに、この商品に対して「商標キーワード」を狙って記事にするのが良いでしょう。
例えば…
●「○○(商品名) 最安値」「○○(商品名) 最安値 場所」
●「○○(商品名) 店舗」「○○(商品名) 定期購入 解約」
などの購買キーワードから、「○○(商品名) 容器 理由」「○○(商品名) 使い方 時間」のような、その商品の具体的な事柄を記事にしていく方法です。
販売開始直後であっても、商品名で検索をする人が一定数存在します。また、そういった検索者はその商品の購入を決めていて、お得な購入場所や購入方法を知りたいために検索している場合がほとんどです。
なので、斟酌商品を扱う場合は商品の成分や効果といった商品説明ではなく、お得な購入方法や実際に手にした場合に気になる事柄を記事にしていくようにしましょう。
ASPから送られてくる「新着情報」や「新着商品」に知識量が豊富な商品を見つけた場合は、取り組む価値がありますので常にASPの新着情報をチェックしてみてはと思います。
やめた方が良いジャンルと初心者におすすめのジャンル
上級者が集まる高単価の商品やサービスへの参入は避けることが賢明な方法です。このようなレッドオーシャンでの参入は初心者にとっては疲弊するだけで、何も得られるものがありません。レッドオーシャンと呼ばれる市場は次のようなジャンルとなります。
【育毛剤・クレジットカード・キャッシング・FX・ウォーターサーバー・不動産・脱毛サロン・看護師転職・ダイエット・美白・バストアップ・おせち・カニ通販】
これらのジャンルの特徴は「報酬単価」が高いことにあります。一件あたり10,000円~50,000円などの高額報酬がゴロゴロあります。さらに、このジャンルは非常に作り込まれたサイトが多く、大手メディアも参入していることからも個人の初心者では避けるのが賢明です。
例えば…こんなサイトです→「クレジットカード大学」クレジットカードの？を解決する
では、初心者におすすめのジャンルとはどのようなジャンルなのでしょうか？アフィリエイト初心者であっても、比較的稼ぎやすいジャンルは沢山あります。市場規模が大きく潜在的なニーズが多いジャンルを幾つかご紹介します。
【出会い系】
このジャンルは抵抗感がある方が多いためか、上級者アフィリエイターが少なく、多くのサイトがブラックな手法で運営されています。裏を返せば、しっかりとしたサイトを作れば普通に勝てるジャンルだと言えます。特に、女性目線の男性に向けた婚活サイトは特におすすめです。
【メンズ脱毛】
ニッチなジャンルの代表ともいえるのが、このメンズ脱毛ジャンルです。需要があるのにライバルが少なく、上位表示させやすいのもおすすめです。特にこのジャンルは急速に成長している市場でもあるので、興味関心があれば取り組むべきでしょう。
【AGAクリニック】
薄毛対策と言えばいまだに育毛剤がその主流ですが、このジャンルは悩みも深いために潜在的に需要があります。多くのAGAクリニックが来院を持って報酬発生となりますが、来院を誘導できるようなコンテンツ(体験談)の用意等は必須のサイト運営が求められるかもです。
【黒ずみ(デリケートゾーン)】
悩みが深くネットとの親和性があり、悩み系に代表されるコンプレックス解消商品として大きく稼げるジャンルです。特に、デリケートゾーンの黒ずみや臭い対策アイテムはライバルも少なく特におすすめです。
【探偵(浮気調査)】
検索者に対してアフィリエイトサイトが少ないのが特徴です。ご自身が調査のお願いをした方や、パートナーに浮気された経験がある方は迷わず取り組むべきです。
まとめ：ニッチで切り口を変えて継続する
こちらのページではブログやサイト運営の初心者に向けて、アフィリエイトで収益を伸ばす方法と手法や思考についてまとめてみました。初心者でアフィリエイトで収益を上げるためには、出来る限り上級者が集まるジャンルは避けるのがベストです。
アフィリエイトは初心者にとっては難しいように感じるかもしれません。ですが、あなたが思っているよりも簡単です。誰でも１つや２つは得意な分野や好きなものがあるハズです。まずは、そういった自身の興味・関心のあるものから初めてみてはと思います。
アフィリエイト関連の本は無数にありますが、次の2冊に目を通せば大体のことは学べます。
