最終更新日:2020.4.15
2019年のF1シーズンはレッドブル・ホンダの誕生もあって注目を集めるシーズンとなっていますが、F1ファンにとって重要なF1視聴のポイントとなるのは何でしょうか?
F1を視聴するためには「DAZN」と「フジテレビNEXT」の2つの視聴方法がありますが、レッドブル・ホンダの初優勝となった「オーストリア・グランプリ」以降は「DAZN」から「フジテレビNEXT」への乗り換えが急増しているのだそうです。
そこには「川井一仁」の存在が大きい要因となっているらしいです。
目次
DAZNとフジテレビNEXTの違いは川井一仁の存在
「DAZN」と「フジテレビNEXT」の大きな違いは、その解説陣にあるのかもしれません。特に、川井一仁氏の存在が大きいようです。川井一仁氏はドライバー出身でもチームエンジニア出身でもありません。
しかし彼は、時にマニアック過ぎて分かり難いこともありますが、ズバリと意見を言います。解説者のなかには言葉を選んで喋るようなことも、彼はズバリと言います。そこが、F1ファンに支持されている理由ではないでしょうか。
例えば、カナダ・グランプリでのベッテルとハミルトンのインスデントの際にスチュワードが画面に映った時にも、解説席にいた今宮純氏が「彼は比較的ペナルティは出さない人物です」というと「イタリアのフェラーリにイタリア人がペナルティはないでしょう」と意見を言って「だから!比較的!」と今宮氏が激昂するようなこともありました。
また、レッドブル・ホンダが劇的な初優勝を挙げたオーストリア・グランプリでは、レース後のマックスへのインタビューでルクレールとのインシデントについて同時通訳では訳されなかったことも「あれはハードなレースだ。あれが許されないようだと家にいた方がいい。F1でレースする意味がないって言い切ったフェルスタッペンは凄いね。じゃあ、レース審査委員会の部屋で決着つけるって言ったら、ちょっと野暮な気がしますね」といった感じです。
そして、もう一つのDAZNとの違いが各レース後に放送されるフジテレビNEXT「F1GPニュース」にあります。中継中には放送できなかった川井一仁氏のマニアックな話や、データを元にレースを振り返る「GPニュース」ならではの切り口も、F1ファンには魅力的なポイントなのではないでしょうか。
川井一仁ってどんな人?
川井一仁(モータースポーツ・ジャーナリスト)
- 1960年12月23日生まれ
- 1987年のフジテレビF1中継開始から中継スタッフ
- 2018年日本人で唯一のF1パドック殿堂表彰者
- フジテレビNEXT「F1GPニュース」キャスター
- フジテレビNEXT F1放送解説者
F1ファンの間では「川井ちゃん」の愛称で親しまれている川井一仁氏は、日本でF1中継が始まった1987年から中継スタッフとして参加していました。
特に1990年からのシリーズ全戦でリポーターとしての登場以降は、F1中継には欠かせない存在となっていきます。F1オタクならではの視点と堪能な語学力を生かしたF1チームへのレポートや、中継中のチーム無線の解説などF1にはなくてはならない存在ですね。
DAZNとフジテレビNEXTそれぞれの特徴
【DAZNの特徴】
- 月額視聴料1,750円(ドコモユーザー980円)
- 1ヶ月お試し0円
- F2・F3の配信あり
- 見逃しオンデマンド配信あり
- F1以外のサッカー野球などのスポーツ全般が楽しめる
【フジテレビNEXTの特徴】
- 月額視聴料1,717円
- 加入月は0円
- FP1~決勝全てのオンデマンド生配信あり
- FP1~決勝全ての見逃しオンデマンド配信あり
- TV放送は録画できる
- F1では馴染みのある解説者が多い
- F1GPニュース
基本的なDAZNとフジテレビNEXTの違いは「配信」と「放送」です。DAZNはネットを利用した配信サービス。フジテレビNEXTはTV放送です。ネット環境さえあれば視聴できるDAZNに対して、フジテレビNEXTは110度CS放送などのチューナを内蔵したTV機器が必要になります。
また、どちらも無料視聴は最大1ヶ月ほどありますが、DAZNは無料登録したその日から、フジテレビNEXTは登録日に関係なく加入月のみの違いがあります。なので、無料視聴期間はDAZNがお得な設定となっています。
2019年からのフジテレビNEXTは、それまでの予選・決勝のみだったオンデマンド生配信も、FP1からの全てのセッションが生配信され、見逃し配信も同時にスタートしています。
単純に視聴料だけを見ればドコモユーザーがもっともお得にF1を楽しめるのではないでしょうか。また、F1以外のコンテンツを楽しみたい方にもDAZNがおすすめです。
一方のフジテレビNEXTはTV放送なので録画が可能です。また、F1ファンには馴染みの解説者が多いことからNEXT一択かもしれません。ただし、フジテレビNEXTはF1以外のコンテンツは個人的には見るものがない印象です。
まとめ:フジテレビNEXTは川井一仁の存在が大きい
今回はレッドブル・ホンダの「オーストリアGP」での初優勝から、F1の中継を行なっている「DAZN」と「フジテレビNEXT」の視聴者の動きについてお伝えしてみました。
長年のF1ファンにとっては、馴染みのある解説者を揃える「フジテレビNEXT」がF1視聴の場合の選択肢となるのでしょうが、F1以外のスポーツコンテンツが豊富な「DAZN」ユーザーも多いかもしれません。
もしもあなたが、レッドブル・ホンダの初勝利のニュースなどからF1の視聴を検討されているのならば、こちらのページがその参考になればと思います。
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