最終更新日:2020.2.23
スクーデリア・トロロッソに加えて、名門レッドブル・レーシングというパートナーを新たに迎え、2チーム・4台体制で2019年のF1シーズンに臨んでいるホンダの母国GPとなる日本GPが、10月11(金)~13(日)まで鈴鹿サーキットで開催されます。
そこで今回は、そんなホンダの活躍を鈴鹿サーキットで応援しようというあなたへ、豊富な券種でわかり難い日本GPのチケット価格や、各席の特徴を見渡せる範囲等も含めて詳しく解説していきます。また、そのタイプに合わせて、おすすめの席もご紹介していきます。
目次
【2019F1】日本GPのチケット価格と各席の特徴!
- 指定席(東エリア)・・・14,900円~78,700円
- 自由席(西エリア)・・・9,000円(*I席除く)
日本GPが行われる鈴鹿サーキットの観覧席には大きく分けて「指定席」「自由席」と「東エリア」「西エリア」の2つの区分とエリアがあります。それでは、これらの各席の価格とその特徴をレース同様に時計回りにご紹介していきます。
*すべての券種は3日間通しでの価格です。
V1席【グランドスタンド下段】V1-1~V1-3
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・64,300円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・10,000円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
グランドスタンドの下側の席がV1席となります。このV1席は、最終コーナー側(V1-1)・中央(V1-2)・1コーナー側(v1-3)の3つのエリアに分かれています。また、メインストレートとピットが見渡せる人気のエリアとなっています。そして、3エリア共通の価格設定となっています。
メリット
- コースが近くグリッドに最も近いために迫力がある
- 各種セレモニーやピット作業等が見れる
- 座席までのアクセスが良く、売店等の施設が充実している
- 大型ビジョン3台あり
デメリット
- 下段の席のために遠くが見渡せない
- フェンスが邪魔
- 写真撮影には不向き
V2席【グランドスタンド上段】V2-1~V2-12
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・64,300円~78,700円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・45,300円~78,700円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
グランドスタンドの上段部分の席でV2-1~V2-12までの12のエリアに区分されています。また、その区分ごとで価格に違いがあります。グランドスタンド上段の席のために、下段のV1席と比べてメインストレートだけでなく、東コースの一部のコーナーも見渡すことができ、鈴鹿サーキットの中で最も快適にレース観戦できる座席となっています。
それぞれの区分の席の特徴としては、1列目から6列目までのV2席の下段に位置するV1~V6席は、最終コーナーからメインストレート全体までカバーすることができますが、V2席の下段に位置するために上段の席と比べるとすべてをカバーすることが難しいでしょう。
最終コーナー側のV2-9・12席は、最終コーナーからメインストレート全体、さらに東コース終盤のダンロップコーナーから西コースへ消えていくところまでが見渡せます。
一方で、1コーナー側のV2-7・10の席は最終コーナーから1-2コーナーまでが見渡せ、上位チームのピットと上位グリッドが目の前にあるために人気が高い席となっています。そして、中央のV2-8・11の席は最終コーナーからメインストレート全体をバランスの良く一望できる席だといえます。
メリット
- スタート・ゴールさらにはピット作業が見える
- 個別シートで快適
- 座席までのアクセスが良く、売店等の施設が充実している
- 屋根付きで雨や日差しの心配がいらない
- 大型ビジョン3台あり
デメリット
- 高額なチケット価格
- 即日完売していることが多い
- S字側への眺めはピットビルディングが邪魔
A1席【メインストレート】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・42,700円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・28,800円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
メインストレート後半から1、2コーナーを見渡せ、スタートから1コーナーに突っ込んで行くF1ならではの迫力を感じられる席です。メインストレートでの最高速に限りなく近づくポイントであるため、音の迫力や目の前を一瞬で走り去っていくスピードを最も感じられる場所の一つともなって人気の席です。
メリット
- 最もエキサイティングなシーンが見られる
- ピットアウト後のマシンが見られる
- 大型ビジョンあり
デメリット
- 座席位置が低いためにストレート後半と1コーナー以外は見えない
- フェンスが邪魔
- 写真撮影には不向き
A2席【メインストレートエンド】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・53,000円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・37,100円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
1コーナーの前にあって、1コーナーをほぼアクセル全開で飛び込んでいく瞬間から2コーナーの出口付近までを見渡す事ができる席です。コース幅いっぱいを使って走行する各ドライバーの「技」を実際に間近で観ることができます。また、上段の席であればS字コーナーの進入まで確認することも可能です。
メリット
- 1コーナーに飛び込むマシンが目の前
- リーダーボードで順位の確認が容易
- A2席専用の大型ビジョンあり
デメリット
- 仮設席のため仮設トイレ等の混雑がある
- フェンスが邪魔
- 写真撮影には不向き
B2席【第1コーナー~第2コーナー】B2-1~B2-3
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・54,200円~64,200円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・10,000円~41,200円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
B1席の上段の2階席となるのが、このB2席です。1、2コーナーに加えてS字まで一望可能となり、席によってはダンロップコーナーまで見渡すことができます。東コースの約3分の1をカバーできる席として人気なエリアために3つのブロックに分けられています。
1コーナー側のB2-3はS字側は見えに難いですが、メインストレート後半から1、2コーナーまでを見ることができます。一方で、逆サイドの2コーナー側のB2-1席は2コーナーが正面に来るために、S字やダンロップコーナーが見えやすいのがポイントです。そして、中央のB2-2は1、2コーナーのちょうど中間が真正面となりますのでバランスよく東コースを見渡せることができます。
メリット
- 東コースの約3分の1を一望できる
- U23特別料金席がある
- 売店等の施設が充実している
- 大型ビジョンあり
デメリット
- 価格が高め
- コースとの距離がある
B1席【1コーナー~2コーナー】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・44,800円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・30,900円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
1~2コーナーの外側にある大きなスタンド1階の席となるのがB1席です。しかし、1階席のためフェンス越しでの観戦を強いられます。とはいえ、コースと近いために時速300km近いスピードで飛び込んでくるマシンの迫力は十分に感じることができます。
メリット
- 迫力ある1コーナーへの飛び込みが見れる
- 売店等の施設が充実している
- 大型ビジョンあり
デメリット
- フェンスが邪魔
- 写真撮影には不向き
C席【ホンダ応援席】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・29,300円~38,600円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・20,600円~26,800円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
C席は2コーナーとS字の間にある横長のスタンドとなります。また、このC席全体がホンダ応援席となっています。このC席は「下段」「中段」「上段」の3段階に区分され、価格もそれぞれに違いがあります。
メリット
- ホンダ応援席で盛り上がる
- F1マシンの迫力ある加速が見られる
- 売店等の施設が充実している
- 大型ビジョンあり
デメリット
- 下段はフェンスが邪魔
D席【S字コーナー~逆バンク】D1~D5
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・19,100円~38,600円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・14,400円~26,800円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
S字を過ぎて逆バンクの前に設置されているのが、このD席となります。2コーナーからS字までの一連の流れを楽しめます。またチームやマシンの差、さらにドライバーの腕の差がタイムに現れる重要なセクションを見ることができます。
そして、このD席は5つのブロックにわかれており、それぞれの価格にも違いがあります。D-1、2、3席は逆バンクを囲むように設置されています。また、2コーナーからS字まで見渡せるのがD-4、5席となっています。中でも人気なのが2コーナーからS字までの一連の流れを見ることができるD-5席です。
メリット
- 価格がお手頃
- 写真撮影には最適
- 休憩所が近くにある
- 売店等の施設が充実している
デメリット
- オーバーテイクはほぼない
- D1,2,3は大型ビジョンがない
- カメラマンが多い
E席【ダンロップ コーナー】E1~E2
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・14,900円~30,400円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・11,400円~20,600円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
ダンロップコーナーの内側に設置されているのがE席です。このE席は2つのエリアに区分され、その価格にも違いがあります。逆バンクからダンロップコーナー入口までが見えるE-2席に対し、E1席は大型ビジョンがなく、見える範囲が狭いために目の前を一瞬で過ぎ去るマシンが難点。また、大型ビジョンがないためにレース展開を把握し難い難点も。但し、東コース最安の価格とコースが近いために迫力はあります。
メリット
- コースと近く迫力がある
- 価格が安い
- 売店等の施設が充実している
デメリット
- 見える範囲が狭い
- E1は大型ビジョンがない
I席【ヘアピン】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・36,500円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・24,700円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
西エリアで唯一の指定席です。ヘアピンを一望できる席でオーバーテイクポイントともなっています。立体交差下からヘアピン全体、そして200R入口までが見渡せます。フルブレーキングで減速し、すぐにアクセル全開で立ち上がっていくという一連の流れを見られる人気のエリアとなっています。また、最も低速のコーナーということで写真撮影には最適です。
メリット
- シャッターチャンスが多い
- フルブレーキングと加速が見られる
- オーバーテイクポイント
- 大型ビジョンあり
デメリット
- アクセスが大変
- カメラマンが多い
西エリア(自由席)G・L・M・N・O
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・9,000円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・6,000円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
Gエリア(130R・立体交差)、L・M・Nエリア(スプーン)、Oエリア(西ストレート)のどこでも自由に観戦することができます。但し、観覧席の設置がありませんので、各自イスやマット等でのスペースの確保が必要となります。ゆったりのんびり観戦したいグループにはおすすめのエリア。特に、L・M・Nエリア(スプーン)がおすすめです。
メリット
- 価格が最安
- 自由に移動できる
- ゆったりのんびり観戦
デメリット
- アクセスが大変
- 大型ビジョンがない
Q2席【日立オートモティブシステムズシケイン】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・49,900円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・34,000円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
シケイン付近にあり、鈴鹿サーキットでは最も高い位置に設置されたスタンドのために見晴らしが抜群で、東コースのほぼ全体を確認することもできます。また、オーバーテイクポイントともなっているので、レース展開によっては盛り上がるエリアとなっています。
このQ2席は3つのエリアに分けられているために見え方に違いがありますが、価格にはそれぞれの違いはありません。最終コーナー側のQ2-1席は、シケイン自体は遠くなるものの、最終コーナーまでしっかり見渡すことができます。真ん中のQ2-2席は、シケイン寄りでありながらも最終コーナーが確認できるエリアです。
そして、Q2-3席はダンロップコーナーからデグナーカーブはもちろん、時速300kmで130Rを駆け抜けてきたマシンがシケインに向けて強烈にブレーキングして減速するシーンも観ることができる人気のエリアとなっています。
メリット
- 強烈なブレーキングが見られる
- オーバーテイクが見られる
- 見える範囲が広い
- 大型ビジョンあり
デメリット
- 正面からの日差し
Q1席【日立オートモティブシステムズシケイン】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・30,400円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・20,600円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
シケインの出口近くにある席です。シケインの進入からメインストレートの途中まで見渡すことが出来ます。シケインの出口からフル加速していく迫力満点のF1マシンを見ることができます。特に、フル加速時のエンジンサウンドは鳥肌ものです。
メリット
- エンジンサウンドが楽しめる
- F1マシンのフル加速が見られる
- アクセスが良好で施設も充実している
- 大型ビジョンあり
デメリット
- フェンス越しの観戦を強いられる
- 写真撮影には不向き
R席【最終コーナー】
- 大人(24歳以上)・・・・・・・・・・45,800円
- U23(15歳~23歳・中学在学生除く)・10,000円
- 子ども(中学生~3歳)・・・・・・・・3,000円
最終コーナーの正面に設置されるR席は、最終コーナーをフル加速していくF1マシンをメインストレートエンド近くまで見ることができます。また、DRSのオン・オフの変化も後ろから確認することも可能です。さらに、ピットインするマシンも確認することもできます。
メリット
- アクセル全開でフル加速のF1マシンを楽しめる
- スタート・ゴールが確認できる
- U23特別料金席がある
- アクセスが良く周辺の施設も充実している
デメリット
- シケインの飛び込みは見えない
- 下段の席はフェンスが邪魔
- 価格が高め
S席【ファミリーシート】
- 大人1名、子ども1名・・・・・・・・・・41,000円
- 大人1名、子ども2名・・・・・・・・・・43,400円
- 大人2名、子ども1名・・・・・・・・・・77,200円
- 大人2名、子ども2名・・・・・・・・・・79,000円
- 追加券大人(24歳以上)・・・・・・・・38,600円
- 追加券U23(15歳~23歳・中学生除く)・26,800円
- 追加件子ども(中学生~3歳)・・・・・・3,000円
最終コーナー終盤の正面にあるS席は全てファミリーシートとなっています。なので、ファミリー以外の入場が出来ません。シケインを立ち上がり、最終コーナーを駆け抜けてくるマシンの姿をほぼ真正面から観る事ができます。
メリット
- ファミリーでの観戦には最適
- お得な価格設定
- アクセスが良く施設が充実している
- 大型ビジョンあり
デメリット
- フェンスが邪魔
- 写真撮影には不向き
まとめ:【タイプ別】おすすめ席はココ!
- チケット価格が問題ではない・・・V2-8・11席
- とにかく盛り上がりたい・・・・・C席上段
- 中学生以上のU23・・・・・・・・B2-1席
- F1マシンの凄さを体感したい・・・B2-2席
- 写真撮影がメイン・・・・・・・・I席
- のんびり気ままに観戦・・・・・・西エリア
- 最安で観戦したい・・・・・・・・西エリア
- 広範囲に見たい・・・・・・・・・Q2-3席
- エンジンサウンドがメイン・・・・Q1席
- 家族で観戦する・・・・・・・・・S席
今回は、F1日本GPが行われる鈴鹿サーキットの各席の価格や特徴、そして最後にタイプ別のおすすめ席のご紹介をしてみましたが参考になったでしょうか。
鈴鹿サーキットは、その券種が多くてどこを選べば良いのか迷ってしまいそうですが、各エリアの席の特徴を踏まえて、最も重視するポイントを押さえて選んでみてはいかがかと思います。
- 日本GPのチケット購入や詳細の確認はこちらの公式サイトから
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